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夫の突然の死から「元気」は簡単からちょっとだけ難しくなりました。でも私は今日も元気です。


by chizuko_e
先延ばしにしていたことを進めなくてはいけない時期にきているのは分かってはいたのだけど、それを実際にしようと思うと何だかとっても大変なのだ、気持ち的に。
東京へ荷物を送ったりするのはどってことなかったのだけど、流石に住み慣れた家を手放す作業をするのはどうも腰が重たくなる。
とはいうものの、もうこれ以上先延ばしにしていては機会を失うばかりか後悔することになりそうなので頑張ってみようかと動き始めた。
動き始めると元来せっかちさんなので、バタバタと事は進むわけで。
進みすぎて「あれ??」な感じもあるのだけど(笑)、もっと色んな気持ちが噴出するのかなぁと漠然と思っていたのだけど、実際は割りとライトだ。
「モノ」に対してあまり執着がないせいかもしれないけど、やっぱり大切なのは器じゃなくてここで過ごした限りなくしあわせな時間の方なわけで、それって器を手放したからと言ってなくなるわけでは全然なくって、「なんだ、カンタンなことなんだ」と気づく。

家を手放すっていうのは思い出を手放すわけじゃないし、新しい家もあるしね。
でもって新しい家に行けるまでは仮住まいってことになるんだろうけど、それって学生時代~就職して数年以来ひっさしぶりのことで、何だかワクワクしてたりする。(笑)
駅に近くてコンパクトな物件を探すのも楽しみ。
変化することはいいことだ。
いろんなことがあって、人生はもちろん自分の設計図どおりにはいかないけれどさ、だからもう少しだけ頑張れる私になれる。
変化は必ず私の力になるだろう、そう信じて毎日を過ごそうとおもっています。
さて、今日も元気で、明日も元気にいってみましょう!!
# by chizuko_e | 2013-02-17 21:07 | 楽しい日

12月3日

12月3日
2年前彼が突然いなくなってしまった日。

今年の
この日友達がお酒とチョコレートをくれた。彼にと言って。
この日友達がやさしい言葉のメールをくれた。私に宛てて。
この日お嬢が電話をくれた。「まーちゃん風邪ひいた」って。
この日友達が私のくだらない話に付き合ってくれた。
この日友達が山を見せてくれた。

この日写真の彼はいつもと同じように笑ってて、そして何も言わなくて、でも何だかずっとそこにいて、でもって私は2年前と比べ物にならないぐらい元気で、12月3日が哀しい日じゃなくなって、12月3日はいつもよりもたくさん彼を思い出す日で、12月3日が好きになっていた。

2年の間、嫌な気持ちや暗い気持ちにならず過ごしてこれたのは3人の子どもたちはもちろんだけど
私の周りにいてくれた友達のおかげだと思う。
あの人にもこの人にもありがとう。
あの1通のメールが、あの1本の電話が、あの1つの花束が、あのあなたの声が私をまっすぐに立たせてくれたのです。

三回忌を終えてようやく私も全快?です。
さぁ、元気にこの先の道をスキップでいってみましょう!!!
# by chizuko_e | 2012-12-06 19:28 | 夫のこと

二回目の夏

初盆でもなく、子どもたちもそれぞれ仕事やら修士論文やらバイトやらで忙しく、去年とはまるっきり違う1人で迎える二回目の夏。
急いで来てねとキュウリの馬を、お土産いっぱい持ってゆっくり帰ってねとなすびの牛を。
そんな昔の人の切ないばかりの優しさが、忙しく仕事している時間のほんの隙間に心の中のポケットに滑り込んで来て、キュッと胸がつまりそうになるけども、もう大丈夫だなぁとも思う。
去年のお盆はまだお盆の最中に涙がポロポロ溢れてきたりして、眠れない夜があったけど。
今年ひとりきりのお盆は、そりゃ少し切ないんだけど穏やかに思い出すばかり、いてくれた二十四回分の夏を。
ゆでたとうもろこし、冷たいそうめん、乾杯するビール。
ホラー映画、花火大会、庭に出した大きなビニールプール。
幸せで眩しい記憶が、今年は穏やかにそして嬉しく思い出される。
こうして、二回目の夏を過ごせた事に感謝。

生まれて始めて1人で見たオリンピックも淋しくなかった。
フェンシングの大逆転のあと電話を掛けてきてくれた娘の「見とった?!」の興奮した声は、時間も距離も何もかも越えて一緒に見てるぐらい嬉しかったし。

きっと帰って来てた夫も、そんな子どもたちやわたしの事を見ながらいつもの夏のようにビールをゴクゴク飲んで、枝豆を食べて、安心してまた戻って行った事だと思います。

三度目の夏も、四度目の夏も、この先全部の夏が、今まで全部の夏と同じようにしあわせだろうと思う。
# by chizuko_e | 2012-08-19 20:50 | 夫のこと
例えばそれは音もなく降る雨のようだったり

例えばそれは透き通る風のようだったり

例えばそれは降り注ぐ太陽のようだったり

例えばそれは暗闇を照らす静かな月のようだったり

例えばそれは誰ということなく差し出される優しさのようだったり

それ以外にもキリがないけれど、そういうとてもとても美しくて大事なもの。

そんなものが姫野さんの曲の中にはたくさんあると思う。

物じゃない大切なモノ

手にできない不確かだけどきれいなモノ

手にすると、それを手放したくないと守ろうとして
自己中心的になって、木も草も、そして人さえもなぎ倒して
斜面を転げ落ちていく雪の大きな玉のように膨らんでいく
エゴイズムを産み出すような「物」ではなく

触れることもできず、所有する事もできないけれど
それが確かに存在する事で人生が輝くモノ

そんなキレイで、掴めないモノを
「やっぱりそれは確かにあるんだ」ってことを細胞レベルで思い出させてくれる。

そんな音楽を聴きにいけてとてもしあわせだと思う。

ソロ10年、どんどんどんどんその歌たちは浄化されて
まるで梅雨の雨上がりに咲いたあじさいの花弁に光る水滴のように
ただただ輝いて、優しくそして美しい。
# by chizuko_e | 2012-07-01 21:30 | 音楽の日

TULIPのチケット

この間の日曜日に9月から始まるTULIP40周年のライブツアーのチケットがもう届いた。
ビックリするぐらい早いなぁ~。
こんなに早く届いたら、ちゃんと保管しなくちゃ怖いなぁ~。(私はよくモノを無くしそうになります)

でもさ、それよりもさ、何だかワックワク。(笑)
中学生の頃からそうだけど、チケットが届くと明日が来るのが嬉しくて、明後日になるのが楽しみで、その日が来るのが待ち遠しくて仕方ない。
「待ってる時間」ってなぜか好きだ。
もちろん、その日その時は至福の瞬間なんだけど、それを待ち続けている時間がかなり好きでかなり愛おしい。

きっとそれは「期待」だとか「夢」だとか「楽しみ」だとかそんな色んな「しあわせ」なものがいっぱいその待ってる時間の中に凝縮されているからだろうなぁ。

こんな風に40年(ライブに本当に行き始めてからはえーっと36年か?)ずーっと好きな人たちが、ずーっと音楽をしててくれて、ずーっと聴きにいける場所にいてくれるってかなり、うん、かなり稀で、かなりいやいやものすご~く幸せなことなんだろうなぁって思う。

今年はものすごくものすごくツアーが始まるのが楽しみだ。
97年の再結成のときとか、その後の2000年のツアーのときもちょうどこんな感じだっけ。
もちろん、中学生や高校生のときは大人になってからとはまた違って友達と3人で「どこへ行く?」って相談したり、現金書留を少しでも早く送りたくて学校に遅刻してみたり、そんなことをみんなで一緒にしていることが楽しかったように思い出す。

TULIPのオフィシャルサイトで「ファンメッセージ企画」のお知らせがある。
1番のライブは決められない。どれもこれも私の中では全部が1番だから。
40周年のTULIPへのメッセージは「ありがとう」以外に一言もうまく出てこない。
1番の曲は心に決まっているけど90文字で書けるかな。でも書いてみようって思う。
締め切りまでに書けるかな。がんばろう。

きっときっと全国、いやきっと海外にもいるTULIPファンが90文字、どの言葉を繋ぎ合わせて想いのたけを紡ごうかと自分の40年を振り返っているんじゃないかな・・・とか思う。

2012年もきっととてもよい1年だ。
# by chizuko_e | 2012-06-15 21:23 | 音楽の日